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りんご家、旅に出る 銀河鉄道編

いよいよSLやまぐち号に乗車します。はやる気持ちを抑えて湯田温泉駅へ。

湯田温泉の小さな駅は、SLやまぐち号を待つこどもたちでいっぱい。よく予約が取れたなあ・・・。

一度はあまりにも満席が多いので、諦めかけた私達。
夫:「もうええやん、SLやまぐち号は。中也記念館だけいこうや」

なんつう勝手な・・・。
私:「いやだよ~・・・だって・・・私が乗りたいもん・・・」
夫:「なんとっ!隠れ鉄ちゃんか?!」

私:「ちがうよ~!“銀河鉄道999”が好きやってん。♪汽車は~闇をぬ~けて~・・・」
夫:「♪ひか~りのう~みへ~・・・」

夫&私(声を揃えて):「♪夢が~拡がる~む~げんの宇宙さ~♪」

私:「ほら~!乗りたくなってきたでしょう~!」

ああ、嬉しい。SL楽しみだあ。

Photo_308 
ふとめちゃんは駅に着く前に寝てしまいました。

ホームにはフェンスにかじりついて汽車の出待ちをするこどもたちでいっぱい。
(もちろんサクちゃんも!)
Photo_309
そしてむしろこどもよりも興奮している親たちでいっぱい。
(もちろん私もね!)

き、きましたーーーーーーーーーーーー!!!!

Photo_310 ガタンコ、

Photo_311 ガタンコ、

Photo_312 シュウ、

Photo_313 フッフッ。

Photo_314 ガタンガタンギーシュウシュウ。                  

                         宮沢賢治「シグナルとシグナレス」より



大きな汽笛の音、真っ黒な煙!すご~い!!
やっぱり本物って美しくて大感激!
大興奮(私が!)

写真を撮っていたら、出発を知らせる汽笛がなりました。あわてて中に入ります。

車両は、「明治風」「大正風」「昭和風」「欧風」などに分かれています。
Photo_315
私達の乗る車両はそのレトロな豪華さで一番人気の「欧風車両」
オリエント急行を模しているそう。

ほんとによく予約とれたな・・・。台風のおかげか・・・。

まるで「銀河鉄道の夜」のようなレトロで美しい車両に感動。

Photo_316

“気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走り続けていたのでした。”

Photo_318 
“ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄色の電燈のならんだ車室に、窓からそとを見ながらすわっていたのです。”

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“車室のなかは、青い天鵞絨(びろうど)をはったこしかけが、まるでがらあきで、むこうのねずみいろのワニスをぬったかべには、真鍮の大きなぼたんが二つ光っているのでした”

                              宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より

まるで、ほんとうにすっかりジョバンニとカムパネルラが乗っていそうな汽車なのです。(宮沢賢治風に)

違うのは・・・青い天鵞絨(びろうど)のこしかけはがらあきではなく、嬌声をあげるこどもたちで満員だということくらい。(大きな違いです)

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窓から見えるのは、漆黒の闇に光る青白い銀河ではなく、緑深い山の景色。
木枠の窓に切り取られた景色は、物語の世界のようでした。

途中、大きなりんご園を通り過ぎます。

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“「いかがですか。こういうりんごはおはじめてでしょう」
むこうの席の燈台看守がいつか黄金と紅でうつくしくいろどられた大きなりんごを落とさないように両手でひざの上にかかえていました”   

                               宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より

鉄道とりんご、なんだかできすぎです。

汽車はどんどん山に入っていき、島根県に近づくと雨が降ってきました。
山陰は雨が多いのです。

暗い車室からですと、窓からの緑は雨でますます鮮やかに、しっとりと発光しているのでした。(賢治風に)

しかし現実は・・・

車両を行き来するこどもたち(もちろんサクちゃんも)やその家族でかなり騒がしいのでした・・・。

ふとめちゃんもぐずってきて、途中、授乳できる場所を探してうろうろ。
すると、地味で質素な「昭和風」車両ががら空き。

人目につかないようにこっそり授乳。

でも・・・この地味な昭和風車両がなかなか静かでよいものでした。
「銀河鉄道999」はこの昭和風だな。

まるで連結部からあの車掌さんやメーテルが現れてきそうだもの。

気分はすっかり鉄郎です。(メーテルじゃないところが、ポイント)
次の惑星はどんな星なんだろう・・・。

目的地は、惑星「津和野」 ここは雨の惑星。
雨の惑星が近づくにつれ、雨足が激しくなってきました。

しかし、サクちゃんは雨ニモ負ケズ、一番後ろの展望コーナーで飽きずに線路を眺めていました!


惑星「津和野~津和野~」終点で~す・・・

降りたとたんに小雨になり、散策をする頃には雨が上がりました。

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古い町並みを、散策。

Photo_324
雨で水路が濁っていました。鯉もスモーキーカラー。

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古美術喫茶で珈琲休憩。
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ここはどこで、どの時代だったかしら?
そんな、津和野の町でした。


帰りは特急電車で新山口へ。

同じ線路、同じ景色のはずなのに、SLで見た景色と全く違っていました。
特急電車だと、普通に現在の田舎の景色になってるんです。

あれ、こんな景色だったかな・・・。
もっと時代も次元も違う景色に思えたのに。

SLの木枠で切り取られた景色には、銀河鉄道の魔法がかかっていたようです。

電車の中で疲れてグーグー眠っているサクちゃんだけが、銀河鉄道の旅の続きにいるのかも・・。


親子とも大満足のSLの旅でした。

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コメント

雨のほうが逆に風情があってよさそうに見えますね~。
子連れではタイヘンだったんでしょうが・・・
地元の大井川鉄道にもSLが走ってますが、まだ乗った事が
ありません。姫達連れて、行ってみようかしら。

上の姫のバースデーケーキ、チョコムースで「ナッツ」を
作りました。ラップをした「お面」(お祭りで購入)を型にして
ムースを流し込したら簡単にできました。次はドリームに挑戦!

投稿: かえるのりんちゃん | 2007年7月25日 (水) 23時30分

なかなかSL楽しいですよ~。
乗っていた子供たちは女の子も男の子もみんな楽しそうでした☆

なるほどお!お面で!やられました。
ナッツでチョコムースってところがぴったりで美味しそう。じゅる。
(↑ナッツだのドリームだの言われてもわかってしまう自分がこわい・・・)

投稿: りんご | 2007年7月26日 (木) 00時31分

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